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床もタイルにした理由

2019年11月24日

床もタイルにした理由(磁器質タイル)

床材について考える ~床もタイルにした理由~

 

自分がタイルの床の家に住むなんて

つい最近まで考えもしませんでした。

 

何となく「高級」というイメージがあったし

親戚、友人、知人宅でタイルの床というのを

ほとんど見たことがなかったので。

 

 

理由1:蓄熱素材の床暖房は心地良いので

リフォームをお願いした設計事務所では

町家にお住まいの所長さんのご自宅をはじめ、

手がけた宿泊施設となっている町家でも

床にタイルを使用していました。

 

所長さんのご自宅を見せていただいたのが

10月下旬だったか、11月半ばだったか・・・

伺った時間が夕方で、外は肌寒かったのですが

土間に行った瞬間、何かふんわりと暖かい!

 

これにはやられましたね。笑

いわゆる、あったかい土手に居るような

ストーブやエアコンとは全然違う暖かさ。

石に近い素材が蓄熱するからでしょう。

 

その床暖の心地よさ、

つまり輻射熱の快適さを実感したことが

床をタイルにした大きなきっかけだったと思います。

 

 

理由2:床の高さが地面ギリギリなので

実は古民家リフォームならではの

厄介な問題がありました。

煙返しの梁の高さです。

 

床高を上げるには、梁が低すぎる。

元々土間だったこのスペースにある梁は、

土間床からの高さが180cmしかない部分がありますが

構造上この梁は簡単に上げたりできないので、

床の高さも既存の高さから大幅に上げられず

地面すれすれを保つほかありませんでした。

 

床面が地面すれすれ。

すると湿気の問題が常にある。

湿気ている場所に木材を使うと

必然的にシロアリ問題と常に隣り合わせ・・・

 

地面すれすれなら、

やっぱり床に木材は使いたくない。

 

でも「タイルは硬いから足が疲れるよ」と

設計事務所で働いていた知人に

アドバイスをもらいました。

「あとは食器を落としたら必ず割れるよ。笑」

それならやめておこうかな・・・

 

ならば、コルクはどうか!

コルクもさんざんサンプルを取り寄せ、検討しました。

足ざわりは問題ありません。

物を落としても壊れなさそう。

 

ネックになったのは

経年劣化によって、めくれてきたりすること(設計事務所談)。

床暖房には断熱性の高いコルクは適さないだろうということ。

 

よし!

やっぱり床材は、タイル!

 

と決めたものの、不安もありました。

極寒の冬期、床は殺人的な冷たさになるのではないか…

もし、床暖房を入れなかったらそうだと思います。

故障したりしたら怖いですね…

 

引き渡しが3月末だったので、

それほど使ってはいませんが、

やっぱりタイルにして良かった~!

床もタイルにした理由(磁器質タイル)