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奈良の和菓子屋“樫舎”

2018年8月11日

来るたびに「来てよかった」と思える和菓子屋さん

初めて樫舎さんを訪れたのは

今から8年ほど前かなあと思います。

たまたまテレビで見かけて興味を持ちました。

春日大社や薬師寺にもお菓子を納めていて

和菓子はもちろん器類にも

惜しみなく情熱が注がれていることが伝わってきました。

 

今の家に引っ越すまではならまちが近かったので、

ことあるごとに何度も足を運んできました。

引っ越してから、行く機会は減りましたが

ならまちに行くとつい立ち寄りたくなるお店です。

樫舎

 


店内の見どころ


東大寺のお水取りの松明が店内にで~んと吊ってあります。

樫舎の天井

 

座席から見下ろす光景はこんな感じ。

この箱階段。可愛いんだけど

毎回ちょっとヒヤヒヤしてしまいます。

樫舎の箱階段

 


お茶が美味しい!


お茶が美味しいんですよね・・・

夏場に出される緑茶は一番好き。

なかなか真似できない例の手法で淹れているようです。

氷で出すやつですね。

 


これがきっと“本物の赤膚焼”


奈良の焼き物「赤膚焼」がステキだと思ったのは

このお店が初めて(笑)。

素朴な絵柄が陶器の雰囲気によく似合っていて、

ちんまりした絵が上品で可愛らしい。

いや、下手なお土産屋さんなんかで見る赤膚焼は、

品がなくて絶対に家に置きたくないと思っていましたが

このお店で見る赤膚焼はすごく好き。

樫舎、赤膚焼の茶碗

樫舎、赤膚焼のお皿

 


数量限定のおぜんざい


昨日はぜんざいをいただきました。

樫舎メニュー!

樫舎のおぜんざい

お餅は3種類。

色も味も食感もわざとらしくない個性がそれぞれあって

味わって食べるのが楽しい。

小豆のこともよく分かりませんが、

透き通る汁にシンプルな甘さが上品で食べやすい。

 

お煎餅も混じりっ気のない、とても素朴な美味しさ。

裏に塗られた和三盆の蜜がほんのり甘い。

 


注目の漆器類


漆器類がまた良いんです。

毎度木目と色合いにうっとりするお盆。

樫舎のお盆

 

夏にはかき氷をいただくお椀。

ぽってりとしていても軽く、ついなでたくなる触り心地。

春日大社、薬師寺などで漆塗りの仕事をされている、

樽井さんという塗師が手がけられた器です。

樫舎の漆器

 

スプーンもこだわりの職人さんにお願いしたそうです。

木目がこれまた美しいですね。

口に入れた時にも触感が何とも心地よいです。

樫舎のスプーン

 


その他いろいろ♪


このお茶碗は何者か伺っていませんが、

貫入具合に惚れ惚れしてしまいます。

ぼこぼこした釉薬が面白くて、

いろいろな角度から見てしまいました。

 

おしぼり置きは竹。

それと、いつの頃からか「靴の札」が手渡されるように。

この文字も初めてみた時「お!」と思いました。笑

お客さんの数が限られているお店ですからね。

 

休日に行くと、並ばずに入れる確率は非常に少ないです。

昨日は14時という半端な時間に行ったにもかかわらず、

2組待ちで、私の後にすぐ3組ほど入ってきました。

危ないところでした・・・

 


カウンター席でいただく和菓子もあります


数年前から

「目の前でお菓子を作って頂けるカウンター席

というのができて、興味津々なんですが、

なかなかチャンスがなくて。

 

この日もご主人がお客さんの前で説明しながら、

お菓子を作っている様子がちらっと見えました。

いいなあ!

いつか必ずや行ってみたいと思います。

 


「ちょっとお茶。」にしては、いいお値段ですが

十分なコストパフォーマンスだと私は思います。

 

入る前は「高い。。。」と思うのですが、

お店を出る頃には何とも満たされた気持ちになります。

和菓子はもちろん、器類に至るまで

熱意が随所に込められているからでしょう。

 

みなさんも機会があれば是非!