ハーフユニットバスのスゝメ。半分ユニットバスで木のお風呂♪
古民家のお風呂の考察 ~ポイントは寒くない&水漏れしにくい~
7年前、この家に引っ越してきたのは
ものすご~く寒い寒い時期でした。
当初のお風呂は、
縁側を通って一瞬外に出てから入るという、
まあ外にあるお風呂だったわけです。
タイルのお風呂はなぜ寒い?
寒かったなあ・・・(涙)
タイル。寒い。なぜか。
輻射熱効果バツグン!なのです。
キンキンに身体が冷えました。
輻射熱っていうのは、わかりやすい例で言うと…
夏でもトンネルの中って、涼しく感じますよね?
あれはトンネル内の壁面が冷たいからで、
こういう熱の伝わり方を輻射熱と言います。
しかも、結局この附属建物(母屋に隣接)は、
「シロアリが入っているっぽい」ということで
取り壊すことになりました。
シロアリ対策は水をいかに断つか
まあこれが正解かどうかは、
解体した時に初めて分かるんだと思いますが…
木造住宅に入れるお風呂は、
やはりタイルはやめた方が良いんじゃないかと思います。
とりあえずお風呂の場所を検討して
これまた附属建物のような、
縁側の外にくっついている建物を改修して
新たなお風呂をつくることになりました。
(↑腐食が進んだ足元は、大掛かりに改修)
そこもトイレや洗面のある建物として使われていて、
足元の通気が貧弱なこともあるせいか、
開けてみると相当腐食が進行している感じでした。
タイルや石のお風呂もステキだなあとは思いましたし、
プラスチックのユニットバスなんて
なんかテカテカして嘘っぽくて嫌だなあと思いましたが
まずは水漏れしない!ことを最重要視して、
「ハーフユニットバス」を選びました!
要は、床部分、排水につながる部分がプラスチック。
プラスチックの大きなお皿で水漏れを防ぐような構造。
これもまあ考え始めたら、どこまで大丈夫なの?!
ということにもなりますが・・・
寒さ対策は輻射熱を考えて
お風呂は寒さと腐食の恐ろしさを体験し、
とりあえず、快適性を重視しました。
リッチな友人宅では
タイルの浴室に床暖房を入れているという話。
でもエネルギーが勿体ないなあと。
お財布的にもエコ的にも必要最小限が理想。
積極的に冷たい素材を選ぶ気にはなれません…
で、腐るかもしれないという不安を抱えつつ、
壁材は暖かい素材である木材にしました。しかもスギ。
ヒノキは予算に合わなかったし、
スギも結構水に強いと聞いて、スギに決めました!
夫はフシが有るのを嫌がりましたが…
(↑リフォーム後約7年経過した現在のお風呂。木から抽出した成分がメインの洗剤を使う業者さんに清掃してもらった後の写真ですが、換気扇の付いている壁なんかは、清掃前と特に見た目変わりません。特に汚れるのは、上の写真だとスポンジの後ろの壁。ここは高圧洗浄してもらってキレイになりました。)
ズボラな我が家では、少なからずカビますが(^^;)
凄く目立つカビは思ったほど発生していません。
換気扇はつけっぱなしですが
水滴の拭き取りなんてことは一度もやっていません。笑
施工当初、設計士さんには、たしか
「10年以内には、壁材は交換する感じかなあ」
と聞いていた気がしますが、全然もっと行けそう!笑
で、床は、もちろんプラスチックです。
ユニットバスらしく、断熱性のおかげか冷たくはない。
なので、冬場も浴室に入った瞬間に
ヒヤッと刺すような冷たさを感じることはありません。
むしろやんわり、ぼうっと暖かさすら感じます。
やっぱりスギ材壁面の表面温度が
それほど低くならないおかげだと思います!
真冬でも浴室に暖房を入れたりする必要はありません♪
(脱衣所は温めておきますけど。これは必須!涙)
壁面材を木にして良かった!
スギにしたのも良かったのかもしれません!
子供のバスグッズ(おもちゃ)はカゴに入れています
ごちゃごちゃしたものを水場に置きたくない。
しかし、子どもにとって水遊びって魅力的。
お風呂で遊ぶ楽しさは、大人の私も容易に想像できます。
というわけで、おもちゃがたくさんあるんですよね…
おもちゃは多々ある。では、どうするか。
水を切る必要もあるし、見た目も若干マシになるので
100均で見つけたカゴにおもちゃを入れています。
一応水は切ってから入れるようにしているからか、
カビだらけになったことは今のところないです。
・・・良かった。
一応、通気を考えて、カゴも直置きは絶対にせず、
なるべく水を切りつつ、空間ができるように
こんなふうに斜めに置いています。常に。
息子もここにおもちゃを投げ込むだけなので、
片付けも簡単です。
息子のグッズの色がね・・・(^^;)
もう小1なんだし、シャンプーハットやめて欲しいな…
その他のポイント
浴室サッシの色の選定について。
設計士さんは、
「木造の家にも合う」ブラウンのサッシを
オススメしてくださったのですが・・・嫌。
嫌いなんです、あのアルミサッシの茶色。
パールがかった胡散臭い茶色。(※個人の意見です♪)
たしかに一昔前の住宅ではよく見ました。
設計士さんはイメージしていたのは
全然違う茶色だったのかもしれませんが…。
リフォームで採用した窓は、
基本的に木製サッシなのですが、
浴室については木製サッシは却下され、
妥協して、結局樹脂製サッシにしました。
浴槽が白なので、サッシの縁も白を選びましたが
これは正解だったなあと思います。
茶色にしなくてよかった・・・(^^;)
(すみません、上と同じ写真です・・・)
目の悪いズボラさんは鏡ナシもオススメ
浴室の鏡、お手入れが大変じゃないですか?
いっそ、なくても良いのでは?
これは設計士さんのご提案でしたが、大正解!
我が家の浴室には、鏡を設置していません♪
要らなかった!
どうしても鏡を見たいときは持って入りましょ。
カビ対策として。①椅子と手桶
椅子は床においたままにしないで済むように
こんなデザインのを選びましたが、
やっぱり水が切れるので良かったなあと思います。
手桶も、ハンドル付きのものは
水が溜まりやすい構造のものが多いので
構造がシンプルなものにしましたが、
すごく使いやすいかと言うと微妙かな(^^;)
まあでも友人は使いやすいと言っていました。
カビ対策として。②お風呂の蓋は買わない
元々湯船に長く浸かるタイプでなく、
シャワーだけでも全然気にならない夫婦なので
お風呂なしでシャワーだけの日も多いのです。
子どもが生まれてから変わりましたが、
小1になった現在、
気温が上がってきてきたこともあり、
シャワーだけの日が増えました。
つまり、湯船に湯を張る機会が少ないのです。
ちなみに実家ではお風呂に蓋がありましたが、
まあこれがカビるカビる!
ヌメヌメしてくるし、黒ずむし(><)
大嫌い!笑
そんな訳で、お風呂のフタ、買わないことにしました!
湯船にお湯を張るときは、
前の人が出たらすぐに入ればいいだけ!
この気の遣い方が面倒とも思いますが、
蓋のカビ問題に比べたら、全然苦になりません♪
まとめ
- 木造の浴室ならば、仕上げは、タイル以外にしましょう。
- ハーフバスユニット、水漏れ対策として、ぜひ候補にしてみてください。
- ハーフバスユニットは、壁材が選べて、ユニットバスっぽさが軽減されます。
- 無垢木材の壁材、換気してたら意外とカビません。温かいし、オススメです。
- カビない&お手入れ簡単アイディア
- 浴槽のフタは買わない。
- 床にモノを置かない。
- 水が溜まる構造のグッズを選ばない・置かない。
- 鏡を設置しない。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません