長いカーテンレールがない!
オススメのカーテンについて考える ~カーテンレール編~
「古民家・町家が得意」という設計事務所は結構特殊です。
それだからなのか、リフォームだからなのか、
カーテン類に関するご提案は特にありませんでした。
まあ別に構わないと言えば構わないのですが、
いざ何をつけようか?となると、
やっぱり多少の提案は欲しかったなあと、
思ったりしたのでした・・・
だって特殊だから(^^;)
窓を覆い隠せるカーテンにするために
大きな窓が2つあって、
一つはFIXの腰窓、
もう一つは掃き出し窓で、
これが11cmほどの幅の柱で区切られています。
でもつまり2つの窓の間は11cmしか離れていなく、
「ほぼくっついている」のです。
当初はカーテンレールを
それぞれの窓につけることを考えていましたが
カーテンレールの端っこにはカーテンが引けないのです。
どうしてもカーテン生地のない区間が生じます。
こんな感じです↓
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すると、たとえ2つのカーテンレールを
なるべくくっつけて取り付けて、
カーテンを目一杯閉めても
カーテンと柱の間に隙間ができてしまうだろう
ということに気づきました。
要は窓を覆い隠せないカーテンになってしまうというわけです・・・
よし、長いカーテンレール1本にしよう!
長いカーテンレールを探そう
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当初、候補にあったTOSOのカーテンレール「リネージュ」。
雰囲気があって良いかなあと思っていたのですが、
一番気に入ったブロンズ色が廃盤になっていたこともあり
最有力候補からは外れました。
長いもので310cmですが、
ジョイントを使えばさらに長くできるようでしたが。
一般的なメーカーの装飾レールは
3.1mまでのものがほとんど。
カーテンレールが見えるので、
装飾レールしか考えていませんでしたが、
本当に困りました・・・
Pinterestなど画像検索でいろいろ見てみると、
配管のようなものを
カーテンレールに使っている例もありましたが
そんな商品も見当たりませんでした。
と思ったら、
カーテンレールの購入間際に見つけてしまいました!!
時間とお金に余裕がある方は、HOULESがオススメ!
これだ~~~!!!
シンプルだけど、素材が本物で、
センスを感じる装飾もある!!
HOULESというフランスのメーカー。
楽天で見つけたお店で買えそうでしたが、
お値段が・・・(^^;)
そして納期が6週間以上かかる可能性も・・・・・・
既に、リフォームの引渡しから半月以上経過していて、
カーテンはサイズの合わない古いものを
画鋲で刺して使っていましたが、
この状態が下手したらあと2ヶ月も続くのは、つらい。
それにカーテンレールだけで8万円弱。。。
そのお値段は、さすがにウチには見合わないかなあと。
たかがカーテンレールですからね・・・
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でも、もし引渡し前からカーテンのことを考えていたら、
これを選択した可能性はあります。
そう思うと悔しいような・・・
まあ過ぎたことは仕方ない。
これからリフォームや新築を考えていらっしゃる方は、
検討が早すぎることはありません。
今から開始してください!笑
素材の良さを生かしたモノは、間違いありません
さて、結局私たちが選んだのは、
「素材の良さを生かしたモノづくり」がモットーの
上手工作所というところ。
町工場っぽいですが、ネットで注文可能です。
ちょっと、無骨すぎるかなあ・・・
と思ったんですが、
標準仕様で360cmの長さが可能で、
強度的には申し分ないと判断しました。
ブラケットの取り付け間隔も
けっこう狭いのが多いんですが、
上手工作所のレールは
180cmまでなら中間のブラケットは不要です。
良いなあと思っても、
中間にブラケットが必要だったりすると、
「ブラケットスルー」タイプのリングでない限り
使い物になりません。
上述のリネージュはブラケットスルーなので、
気に入る色があれば良かったのですが、
まあ最終的に上手工作所のものにして良かったです。
リングもアイアンにしたので、
素材にこだわりたい人にはオススメのレールです。
お値段もリーズナブルで、
問い合わせなどにも丁寧に対応してくださいますよ。
それから、うちの場合、
かなり黒に近い色の梁に
レールを取り付けることになったので、
ほとんど目立たない・・・(^^;)
まあ質実剛健で、リーズナブルなレールで
正解でした!
ディスカッション
コメント一覧
提案はすべきだね。
しかしその先は個人の好みだから何ともだけど、私ならFIXはカーテンにはしないな。
カーテンレールは存在感無いものを選んじゃう。
全体見てないからバランスわかんないけど。
カーテン、ラクだよ~
FIXなら何がオススメ?
というか、両サイドが見えないからわかんないけど、今の位置にレールをつけるなら、エアコンのあるとこから同じ白色で下がり壁つくってカーテンボックスにして、壁とカーテンの白で全面を作るか、
梁を通して、梁下でレール部分の黒は見せずにすっきり納めたい
わかる気がする。笑
そうだね~
ただ、壁をふかすにしても、隣の空間との連続性が問題に。
差鴨居は元々あったやつで、見えてるなりでしか存在しないし。
いずれにしても隣の空間のことを考えると現状でもやむなしってところかなあ。
頂いたコメントを見てはっとして、ざっと調べたところ、カーテンボックスとか作ってカーテンの上部を隠すスタイルは、やっぱり新しい手法と見てます。
モダンなスタイルにはとても相性がいいし、取り入れてみたい。
でも古い建物をなるべくそのまま使うような内装の場合、カーテンレールを楽しむという見せ方が多いように思いました。