渡邉崇さんの木のお皿(山桜)。お皿が生きていた頃の姿に思いを馳せる
樹種の持ち味に魅了される木製食器
この作家さんも
工芸フェアちんゆいそだてぐさに出られていたそうで。
前回の記事と繋がりますね~ おもしろい!
まあでも、フェアに行った時は「木の器は無理!」と思って
素通りしていましたが(^^;)
休日ダイヤで偶然出会う
さかのぼること数週間前、
私は休日ダイヤさんのランチタイム最後の客として
のんびりと店主Sさんとおしゃべりしていました。
そこにお一人様の男性が入店されました。
それがmoonroundsの渡邉さんでした。
どうやら店主Sさんと打ち合わせの予定があった様子。
私の方は思う存分のんびりして、さてそろそろ帰ろうかと
お手洗いを借りて席に戻る途中、
店主Sさんが教えてくださいました。
この方、木工作家さんなんですよ、と。
打ち合わせ中のテーブルには、
ものすごくカッコいい木製の器が数点。
何と黒柿の器でした!
休日ダイヤさんのために試作を重ねているところらしい。
黒柿と言えば、超高級!最高峰の銘木!
美しい木目、繊細なデザインに心奪われました。
いかにも柿渋という香りがイヤかなあとは思いました。
たぶん出来たてほやほやだったからかなあ・・・
個展では全然柿渋のにおいが気になりませんでした。
(↑黒柿ってこんな感じです。休日ダイヤさんで見たのはまた別のものですが)
木への愛情に魅せられる
そこでの渡邉さんのお話が大変印象的で、
この時点ですでに「いつかは渡邉さんの器が欲しい」
という気持ちがだいぶ膨らんでしまっていました。笑
なんでしょうね・・・
木の呼吸を妨げない、自然界にある素材で仕上げる…とか
木への愛情がお話の端々に感じられて、
こちらもすっかり木の器への愛が芽生えてしまった、
といったところでしょうか。
ズボラな私にははっきり言って不向きな素材。
それでもなお、手元に置きたいと思う欲求・・・
そんな出会いでしたが、
その渡邉さんが空木さんで個展をされるという。
でも空木さん、遠いんです…東吉野(涙)。
(↑空木さん(というか同敷地のよしの庵)から見える風景。気持ちのいい山と川に囲まれています)
遠いので個展に行けるとは思っていなかったのですが、
天候も悪くなく、空木さんのお店の脇を流れる川で
息子を遊ばせておくこともできそうなので、
よし!と思い立ちました(日曜は運転手がいるし!)。
moonroundsの渡邉崇さんの個展@空木(うつぎ)
いや~こんなにたくさんあるとは思っていなかったです。
写真撮影OKとのことだったんですが
お客さんも多くて、全体像を撮りそびれました・・・
お盆や大皿などもまだまだたくさんありました。
木が生きている時から幹に生じていた穴など、
それをそのままに活かした器もたくさんありました。
本当は、そういうのが欲しかったんです。
でもズボラな私はきっと避けたほうが良いと無難なものに…
それがこちら↓ でもやっぱり木目も色も美しい。
汁物用など完全な食器は、私にはハードルが高いかなあと。
本当はお盆(御膳?)を考えていたのですが、
お盆は基本的に四角いものしかなく、また見ているうちに
「パンやピザを載せる大皿もいいかも!」と
思い至りました。
3枚ほど選んだうち、夫と相談し、これを選びました!
大皿は特に、丸縁の作品のほうが多かったのですが
私は丸縁じゃないほうが好みでした。
まさに1点もの。なでたくなる器
エンジュ(槐)、栃と迷い、買ったのは山桜。
赤みのある木肌ですね。
ウチのカウンターがブラックウォールナットなので
それと比較すると赤い木なんだなあと分かります。
若干ですけどね・・・
いや~しかし、いい!笑
なでたり、手にとって眺めてはにやけています。笑
「おぼんじゃない」というのは承知しているのですが
一応のっけてみました!笑
私の今日の昼ごはん。残り物オンパレードですが、
渡邉さんの木製大皿に載せた途端、
なんだかずいぶんマシな見た目になりました!笑
(↑各器の位置は影にならない適当な配置です(^^;) 御膳としての活用もありか? そういえば『一汁一菜でよい…』の土井善晴さんも御膳に載せることを勧めていらっしゃしましたよね)
あ~早く、パンやピザを載せてみたいな~
しかし、こうやってお盆代わりにするのも大いにあり…
な気がしてきてしまいました。
私のわびしい昼食が華やかに見えるので。笑
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