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ユニウッドの木製サッシがついたⅠ ~古建具を捨てた理由~

ユニウッドの木製サッシがついたⅠ ~古建具を捨てた理由~

断腸の思いで、古く美しい建具を捨てた

古民家の美しさの重要な要素ともいえる建具。

ゆらぎのあるガラスも魅力だし、

経年変化で飴色になった木部も最高。

工場で作られたものとは全く別物の、

有機的な「窓」。

本当に大好きなんですよ。でもね…

(↑こちらは我が家ではありませんが、よく似たつくりの縁側です)

 

古い建具のデメリット

美しさとは裏腹に、

有機的であるが故のデメリットも大きいのです。

一つ一つ個性的なので、隙間だらけ!

そしてガラスも薄いし、割れやすい…。

 

要するに、

①寒いし、暑い!

②防犯上も、悪天候時も超不安!

 

引っ越す前の一番の不安要素は、

防犯性だったと言っても過言ではありません。

広い家なのに簡単にどこからでも侵入できそう😱

そして、台風や強風のたびに、

窓ガラスが割れるんじゃないかという恐怖😭

 

暑さ寒さはある程度想定できていたのですが、

いざ住むとなると、防犯や安全という面で、

こんなに悩まされるとは思いませんでした。

ユニウッドの木製サッシがついたⅠ ~古建具を捨てた理由~

(↑工事中の様子。右に見えるのが古い建具)

 

10年間、台風でも窓は割れなかった!

雨戸は南側には、まだ残っていました。

雨戸を閉めたら、

ガラスが割れる確率はだいぶ減りそう。

 

2回程、全部雨戸を閉めて使ったことがあります。

でも、閉めるのはとても面倒なのです…。

ほとんど使っていない縁側の雨戸を

クモや変な虫に遭遇するかもしれないのに、

わざわざ引き出すという作業が…。

ギシギシ言ってとても動きにくいし…

 

台風の日に瓦が落ちたことも2,3度ありました。

でも、窓ガラスは割れませんでした。

ものすごい強風のときは、

それはもうあちこちがバタバタと鳴って

今にも風圧でガラスが割れるんじゃないかと、

夜も眠れない…昼間なら全然集中できない…

みたいなことは何度もありました。

 

また、風圧で割れなくても、

何か飛来物が窓に直撃して

窓が割れることもあるのではないかとか、

心配事は絶えませんでした。

 

でも、高い塀に囲われているせいもあるのか、

この10年間、幸いにも割れませんでした!!

 

泥棒にも入られなかった!

いやこれは、

実際に空き巣や強盗被害に遭っていたら

トラウマで話せない話になっていたかもしれません。

 

人生で一番広い家に、住人は3人。

ちょっと離れたところの物音は

家の音なのか外の音なのか分からない…。

 

ただし、古民家は、音が激しいです😅

縁側を歩く音や、外に面した建具の開閉音は特に!

(これが理由で古民家は泥棒に狙われにくい、

という話も聞いたことがあります♪)

 

ただ、家は高い塀で囲まれているので、

塀さえ乗り越えれば、

中で何が起こっていても外からは見えません。

アナベルは茎が細くて頭が重くてすぐに倒れます

(↑塀の内側。あじさいの奥に少し見えるのが家の塀。南の塀は2.5mくらい?)

 

なので、夜遅い時間に家に帰るのは

初めは結構怖かったです…。

帰宅後、まずは家中をざっと歩き回る、

みたいなことをしていた時期もありました。

 

しかし!人は慣れる!笑

 

何と言っても気密性なし!

古建具の「日々不安である」というデメリット以外にも

根本的な問題として、気密性の低さがあります。

気密性はありません。笑

風も雨も虫も入ってきます!

木製建具の同士の隙間どうする?!パッチン錠のスゝメ

 

やはり空気の流出入は、

光熱費に大きくかかわってきます。

 

私は環境問題に小学生の頃から興味があり、

少なからず後ろめたい気持ちがあったのです。

暖気・冷気のダダ漏れの家に住むことで、

無駄なエネルギーを消費していることに。

 

まず広いというだけでも、

あまりエコロジカルとは言えないと思います。

ただ、古民家は一つでも残していきたい。

そして古民家はとにかく広い家が多い・・・

 

欧州は建物の高効率化も格段に進んでいます。

日本でも車の燃費表示は義務化されていますが、

欧州では「家の燃費」表示も義務化されているようです!

喫緊の気候危機問題を考えれば当前ですが

この辺は日本と全然違うなと思います。

 

そんなこんなで古い建具に別れを告げ、

新しいものに替えることを決意したのです。

 

木製サッシは高い!!

長くなってきたので、

この話の続きはまた今度にしますが、

木製サッシは高いので、ずいぶん悩みました…。

設計士さんには相当ご迷惑をおかけしました…。

 

木製サッシではなく、

より精度の高い木製建具という選択肢もありました。

しかし、こんなに素晴らしい建具に

引退してもらうんだから、

「改善」程度では申し訳なく、

「最良の改善」でなくては踏み切れない。

だとすれば、可能な限り、

木製サッシにこだわりたい。

 

悩んだ期間、悩まされた期間の長さだけ、

木製サッシがついた日の感動は大きかった…。

といっても、

まだまだ工事自体は中盤という感じなので、

全貌はまたお知らせします!!

ユニウッドの木製サッシがついたⅠ ~古建具を捨てた理由~